ウインタードライビング体験会
2006年 12月 03日
機関誌JAFメイトの講習会のページに載ってたので、申し込みをしておいたら、抽選に当たったらしい。
会場は名古屋市の中部日本自動車学校。どうもTOYOTAがやってる自動車学校?らしく、コースはやや狭いものの、校舎がめちゃくちゃキレイ!まだ、新築?っていうくらいだった。
講習会は、開講式に続いて、車の死角についてやチェーンの装着方法なんかの説明があり、その後、実習へと入る。
ブレーキングポイントにはスキッド板の上にせっけん水が撒かれている。摩擦係数は圧雪路面とほぼ同じらしい。
まずは、デモンストレーション。ABS無しのフルブレーキング。進入速度は時速30キロ。タイヤがロックして、ステアリングのコントロールが利かず、すーっと滑っていく。
続いて、ABS付きのブレーキング。ロックせずにタイヤがちゃんと回転している。ステアリングがある程度きくらしい。ただし、制動距離はABS無しと比べても劇的に変わるものでもないようだ。
ABSってブレーキをロックさせないための装置だから、制動距離を縮めるものではない。ということだ。
各自のクルマで実習。MSアクセラにはABSが付いている。しかもブレーキアシストが付いてる?らしく、意外と踏力が小さくて済んだ。時速24キロの進入で制動距離は20メートル。意外と止まらないものなんだな。
ひとつ分からなかったのは、MT車でエンストさせるべきかどうかということ。なるだけ短い距離で止まるのが目的なので、1回目はクラッチは踏まずにエンストさせて止まった。すると、「エンストさせちゃダメだ」と言われた。
しかし、止まるまでエンジンブレーキを利用しているという観点でみれば、エンストさせる方が効率がいいように思うのだが、どうだろうか?
これだけは、インストラクターによって持論が違うようで、結論は出ず。私もエンストさせるべきに一票。
滑りやすい路面で威力を発揮するのがスタッドレスタイヤ。装着しているクルマが2~3台あったが、どれも10メートル前後の制動距離で止まっていた。ノーマルタイヤの半分以下の距離で止まれることになる。う~ん、やはり凄いぞ!スタッドレスタイヤ!
滑りやすい路面での坂道発進ってのもやることができた。
クラッチ&アクセル操作はデリケートに心がけると、意外にもすんなり進んだ。しかし、あと少しで上りきるっていうところで、急いでしまったのか、タイヤが空転。早く行きたいのにアクセルはじんわりと。。。気持ちとは逆の行動をしなくちゃならない。。。難しい。
2回目はトラクションコントロールをオフにして挑戦。すると、じんわりやってるつもりでも、すぐにタイヤが空転。。。何度がやってやっと行けるといった感じ。トラクションコントロール恐るべし!これほど違いがでるとは。。。
ドライバーじゃなく、クルマのほうが賢いということか(笑)
普段、クルマのスリップとかの体験なんて出来ないので、なかなか貴重な体験ができた。